漆黒の闇の中から、それは2度やって来た。
そして、私と私の周りの人々、熊本県民の平穏な日常を
粉々に破壊してくれました。
熊本地震の前震の体験談
4月14日21時26分頃に前震は起こりました。
前震が起こった時間に私は、ふらふらと道を歩いたのです。
この時、私が日千鳥足であったかどうかは、神のみぞ知るです^^;
それはともかく、ちょうど横断歩道を渡りきり、10歩ほど先に進み
左足を上げたときです。
この時に前震がきました。
最初は縦に突き上げられ、続いて横に揺さぶれたのです。
私は慌てて、左足を地面につけましたよ。
そして、重心を低くして倒れないよう踏ん張りました。
時間は私の体感ですが、30秒ほどでしたね。
地震がおさまり、周りを見渡したのですが、
どこも建物が壊れてる様子はありませんでした。
夜だったので正確なところはわかりませんが…^^;
前震後数分してから、私のスマホに防災アプリに
熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード6.5(暫定値)
の地震が発生した連絡がきました。
これで私は、地震の大きさを知ることになるのです。
私は、慌てて家族に電話をしました。
当たり前ですが、心配になり無事を確認したかったのです。
ただ地震後は、電話は繋がりにくかったですね。
考える事はみんな一緒ということでしょう。
まあ、私の場合は5分ほどで
家族と連絡をとることができました(^^)
この時は、家族も家も無事で胸をなでおろしたものです。
それから急いで家路についたことは言うまでもありません。
この時は私の家族や家も特に被害はなかったので、
周りを冷静に見る余裕がありました。
近所の人も空き地に出てきていましたね。
そして、お互いに無事を確信しあっていました。
また後から知ったのですが、
熊本県益城町で震度7を観測したことをニュースで知りました。
「益城の人は大変だろうなあ。」
というのがその時の感想です。
この時は、まだ半分他人事だったのです。
知り合いも益城にいるので、
「こちらの家が片付いたら、休みの日でも片付けの手伝いに行こう。」
ということは考えていましたけどね。
それから翌日には、熊本城の天守閣の崩落を
テレビで見てかなり衝撃的でしたね。
熊本城は熊本県民にとっては自慢のひとつですし…^^;
それがあのような無残な形になり果てた姿をみると、
切ない気持ちになりましたよ。
ただ、前震後はもう大きな地震はないだう
と甘く考えていました。
しかし、それが間違えだったことは、
28時間後に知ることになるのですけどね…(T_T)
最後に
私は、40年以上生きていてきました。
ですがまさか、自分が生きている間に、これほどの
地震と遭遇するとは、夢にも思っていませんでしたよ。
世の中、何が起こるかわからないものです。
そのことが、今回の熊本地震で改めて思い知らされました。
これから私の座右の銘は、
「備えあれば憂いなし」
にします(T_T)