(前回の関連記事は「熊本地震の体験談 本震編 」です。)
4月16日1時25分頃に、熊本地震の本震が起こったのです。
私は、隣のおばさんと家族と一緒に
車で近くの高校へと避難しました。
熊本地震 避難所編その1
暗闇の中、慎重に車を走らせていると、
多くの人々が、家から出てきていました。
まあ、当然です。
あれでまだ寝ているとしたら、どうかしています^^;
高校までの道のりでは倒壊した家屋など
を見ることはありませんでした。
ただ、ブロック塀が崩れていて
道路の端に落ちていました。
前回の記事でも書きましたが
「ブロック塀って意外と脆いんだ!」
と私は場違いな感想を抱いたものです。
ただ後から考えると、マグニチュード7がきたんだから
崩れてもしかたがないのかもしれません。
ブロック塀にそこまでの強度を求めてもねぇ^^;
また避難する途中で、信号機が1つあっりました。、
しかし、停電していたので信号機の明かりはありません。
信号機を無事通過して、出発後5分ほどで
無事高校に到着しました。
高校の正門の前には高校の職員の方が
車の誘導をされていましたね。
校舎の駐車スペースに車を止めて
2時頃まで車の中にいました。
その間私は、おばさんのスマホを借りて娘さんに
LINEのメッセージを送ってあげました。
電話は繋がりにくかったですね。
2時頃に高校の職員の方が体育館を開放してくれました。
なので、体育館に避難することになります。
おばさんは体が弱いので、
体を寄りかかれる場所を探しました。
すると、そういった場所を探すと出口から一番遠いステージ付近の場所しか空いていません。
そこで、一夜を過ごすことになるのです。
もちろん、眠ることはできませんでした。
その理由は、大きな余震が何度も何度もくるからです。
また、座っている場所にはコンクリートの破片が
多少散らばっておりました。
それを見て、私は
「ここも大丈夫かい(T_T)」
と不安になったのは言うまでもありません。
ただ、幸運にも高校には電気はきていました。
なので体育館に明かりがついていました。
明かりがあったので多少は不安が和らぎましたね。
あれで真っ暗だったら不安と恐怖が倍増されていたことでしょう。
それはともかく、電気がきていたので自販機も使えました。
しかし、水は早い段階で売り切れ状態です。
残っているのはコーヒーとかジュースとかでした…^^;
飲みたかったのは水だったのです。
ただ、飲み物はそれしかなかったから
どうしようもありません。
仕方がないのでコーヒーで我慢しましたよ。
ちなみに水道水は、本震後にダメになりました。
まあ、高校の水道はタンクに貯めている水を使っていたので、
トイレとかは、16日の朝方まで水が流せましたねぇ。
最後に
電気と水って普段はありがたみを感じませんでした。
少なとも私はそうでしたね。
ただ、水も電気も無ければ現在の日常生活はできないこと
が、身をもって思い知らされました。
電気と水道の復旧に携わってくれた方には
感謝いたします。
今回の地震で、
「当たり前のことが幸せなんだ。」
とつくづく実感いたしました^^;